カスタムモデル
大型バイクのカスタムモデル
最近の大型バイクは公式に市販されているものでも時速300kmを超えるモンスターマシンなので、特にエンジン内部をカスタムする必要はありません。一方でいわゆる旧車と呼ばれる古いモデルならば、エンジンの改造もあり得ます。しかし古いタイプの大型バイクは、その存在自体が貴重なのであえてエンジンに大幅なカスタムを加えるよりもノーマルのまま乗り味を楽しむという方法も存在します。
かつては大型バイクでも時速300kmに到達する性能はありませんでした。1960年代の後半から1990年代にかけて日本のオートバイは排気量と馬力、最高速度を競い合ってきました。第二次世界大戦後の日本は航空機の開発が禁止された反面、自動車やオートバイの分野で目覚ましい発展を見せます。1960年代の後半には時速200kmに達する高性能なオートバイが開発されましたが、1980年代の後半になると最高速度は時速300kmに達します。
大型バイクのユーザーはエンジンに大幅な改造を施し、馬力と速さを求めました。現在のオートバイは技術的にも究極の領域に達しており、市販されているもののままでも時速300kmに達する走行性能があります。カスタムの方向性もより大きな馬力を求めるより車体のカラーを変更するなどファッション性や快適性の向上が重要となっています。